光ファイバの規格について

Posted on 04/01/2023

いつも略語で混乱するので整理。

ファイバ

SMF: Single-mode Fiber

超長距離伝送・高価
SMF には OS1, OS2 の2つの規格があり OS2 のほうがより低い減衰を持つが高価
シングルモードファイバの場合、伝送距離は主に使用される光源や光信号の波長、光増幅器の配置、およびその他のネットワーク要素に依存
また、シングルモードファイバはマルチモードファイバとは異なり、帯域幅に制限がない

MMF: Multi-mode Fiber

短距離伝送・安価
帯域幅や距離に応じて OM: Optical Multimode という規格を選択する
- OM1
  - 10Gb / 33m
- OM2
  - 10Gb / 82m
- OM3
  - 10Gb / 300m
  - 40Gb / 100m
  - 100Gb / 70m
- OM4
  - 10G / 400m
  - 40G / 150m
  - 100Gb / 100m
- OM5
  - 広帯域マルチモードファイバ: WBMMF とも呼ばれる
  - 基本的には OM4 と同じだが短波長分割多重: SWDM の時は下記
    - 40Gb / 440m
    - 100Gb / 150m

コネクタ

FC: ネジ締め式
ST: ツイストロック式
SC: プッシュプル式
LC: プッシュプル式・SC を小型化したもの
MPO: プッシュプル式・多芯

トランシーバ

SR: Short Reach … 100m 以内の短距離伝送
DR: Data Rate … 500m 以内の中距離伝送
FR: Fixed Reach … 2km の固定距離伝送
XDR: eXtended Data Rate … 10km 以内の長距離伝送
LR: Long Reach … 10km 以上の超長距離伝送